先週に卒業論文を提出し、今日その内容を学科内で発表した。 無事合格できた旨のメールを先ほど受け取って、これで大学4年間の全ての単位を取得できる見込みになった。

大学生活は案外早く過ぎ去ったなと思いつつ、こういうのは終わってみればたいてい早く感じるものだろう。 今の自分は大した技術力があるわけでもないし、大学4年間で大したことを身につけられた気がしないと少し前まで思っていたけれど、振り返ると4年前の自分は今よりも果てしなく無知だったことに気づくので、大学に入ってこの専攻を選んでよかった。

最近は論文執筆に勤しんでいた。 新年の意気込みで早寝早起きと言っておきながら最近はだいぶ夜ふかしをしていたし、本を読む目標もあまり進んでいない。 少し読んだ本もあるが、そんな時間があるなら論文を書きましょうという感じだった。

卒業研究にあたってそこそこ論文などを読んだ。 論文を読む機会なんて正直いままで殆ど無かったし、長い仕様書をじっくり読むみたいなのもそんなにしてこなかったので、卒業研究はそういった意味で新しいことを体験する機会だった。 世の研究者と比べたら大したことを出来た訳ではないだろうけれど、右も左もわからないながらも、一応高等教育の最後として自分の考えをしたためた文章を書ききったことに達成感を感じている。

ところで私は昔、理系大学生の醍醐味といえば研究室生活だろうみたいな想像をしていた。 そういうのを心のどこか楽しみにしていたが、私の研究室はコアタイムがあるわけでもないし、新型コロナウィルスの影響で研究室には最初の1,2回しか行く機会がなかった。 実家で一日中コンピュータを触っているのは実に快適でよいのだけれど。 そういえば弊研究室に所属したら SINET から出れる IPv4 の固定アドレスを自由に使える権利があったのだけど、研究室内にコンピュータをセットアップすることもないまま卒業することになるので実質この権利を放棄してしまった。 無理してでも文字通り研究室に入ってラズパイの1台でも置いてくればよかったな。 一抹の後悔。

というわけで駄文でした。

研究が終わったらやりたいことがいくつか溜まっていたので順番に消化していきたい。 気分症なのでいくつか既に昇華してしまったものもあるが、まあよいだろう。 生活リズムも戻します。 ブログもまた書いていきます、今までは文章を書く時間が全て論文に奪われていたので... (これは言い訳)

最後に先週公開され、卒論準備を後押ししてくれた BUMP OF CHICKEN の新曲、Flare の MV を置いてこの文章を終えます。 おやすみなさい。