2021/10/10に令和3年度秋期データベーススペシャリスト試験を受験しました。 情報処理技術者試験は通算4回目、高度情報は2回目 (春にネットワークスペシャリスト落ち)、データベーススペシャリストは今回が初でした。
合格したので、この度晴れてみくりさんと結婚できる権利を得ました。
#逃げ恥 リストラ候補の津崎平匡さんの資格欄「応用情報技術者、データベーススペシャリスト、基本情報技術者」 - togetter
以下、対策したことを記録します。
参考書
いままではインプレスの過去問題集を毎度買っていたのですが、今回は翔泳社の「うかる!データベーススペシャリスト」を購入しました。
結果からいうとこれは大正解で、午後問題の解説がめちゃくちゃ丁寧なので知識があまりない状態でも解説から吸収することができました。 インプレスの過去問題集は、ネットワークスペシャリストの午後問題を勉強しているときに解説がサラッとしすぎていてわからんなあという気持ちになっていました。 「うかる!データベーススペシャリスト」には各問題のパターンと解き方も参考書に丁寧に解説されているので、試験申し込んだときに一読し、あとで解くときに読み直すと良いように思います。
インプレスの過去問題集は書籍自体をPDFダウンロードできるのが気に入って前回まで買っていました。 翔泳社の書籍の電子版はKindleで販売されていますが、こういう参考書は書き込んでなんぼなのでKindleアプリ上で勉強するのは厳しいものがあります。 PDFでの販売をしてくれるとより買いやすくなるのですが...
試験勉強の時間軸
試験勉強を始めたのは申込みをした8月中旬からでした。 参考書を前からざっくり読んだ後、問題演習として初めに取り組んだのは午前Ⅱ対策です。 1分半程度で解く規模の問題なので軽い気持ちで勉強しやすく、知識中心なのでまずはこれから手を付けました。
9月に入った頃に午前Ⅱ対策を終わりにして午後対策に移りました。 午後Ⅱは1問解くのに2時間かかるので、休日に午後Ⅱ、平日に午後Iとして、並行して過去問を解いていました。 しかしながら特に午後Ⅱはとにかく文章が長いしやってると眠くなるし、この頃からモチベーションも薄れてきて勉強ペースが落ちがちに。 結局参考書で紹介された再重要問題の半分くらい解いたところで試験前日になりまして、残りの問題は解説を読んで雰囲気を掴んで当日を迎えました。
情報処理技術者試験は申し込んだとき一番モチベーションが高い気がします。 毎度試験会場は半分〜7割くらいしかいないのでみんなそんな感じなんじゃないかな。 申込時のモチベーションとその勢いでどこまで勉強できるか、それをどれだけ維持できるかが大事なのかなと思っています。
各試験区分の対策と感想
午前Ⅰ
応用情報技術者試験を受けたのが2年以上前なので午前1の免除はありませんでした。 いけるやろ」と無勉強で望んだのものの意外とと解けない問題もありました。 さらに大々的にマークミスをしていまい、少し危なっかしい点数でした。 問題番号と解答用紙のマーク位置はよく確認しましょう。
午前Ⅱ
午前Ⅱは選択式の問題で、データベースに関連する幅広い知識が問われます。 対策としては参考書についてくる200問を繰り返し解いていました。 データベース何もわからん人間でSQLすら怪しい状態でしたが、間違えたところに絞りながら2,3周すればそこそこ解けるようになりました。
SQLはどうやって学べばええんやというときは、PostgreSQLやMySQLの日本語ドキュメントを参考にすることが多かったです。 参考書では簡潔に書かれ読み取れないことも含めて丁寧に書かれており読みやすい内容でした。 (それが標準SQLであるかは確認する必要があります。)
情報処理技術者試験の選択問題対策はどれも範囲が広いので雑にググって知らない言葉をなんとなく頭に入れておくのがよいと思っているのですが、ことSQLにおいては信頼できなさそうな量産ブログがたくさん引っかかるので最初から的を絞った方がよかったです。1
今思えばSQLに関する本を一冊買うなどしてもよかったように思います。
午後I
午後Iの問題は出題形式がいろいろありますが、一部の問題は午後IIをコンパクトにしたようなものもあります。 午後Ⅱの対策をある程度進めてから午後Iに取り掛かった方が効率が良いように思います。
午後Ⅱ
参考書によるとデータベーススペシャリストの午後Ⅱは出題形式が定番になっていて、前述の通りその問題が出来ないと受からないかつそれが出来れば午後I対策にもなるとのこと。 午後Ⅱのもっとも定番な問題である概念データモデルと関係スキーマに関する問題を何問か解いていきました。 業務ロジックが文章で説明されており、未完成の概念データモデルと関係スキーマを完成させるのが主な問題の内容です。
が、この問題、とにかく問題の文章量が多い。 1問あたり12ページくらいあります。 iPadではページ切り替えが多すぎて厳しいので印刷して紙でやったほうがいいでしょう。
試験のためのTips
概念データモデルの記法
午後問題では概念データモデルが必ず出てきます。 それぞれの記号に関する意味は注意書きとして試験問題の前半に書いてありますが、これは例年同じものです。
午後問題の勉強を始めるときに初めに時間をとってじっくり読むことをお勧めします。 この記法にしたがって概念データモデルを書く問題も頻出です。 私は読まずに問題を解いていて、対策中盤くらいまでなんだかよくわからない記法が使われているなあという気持ちになっていました。
午後Ⅱ開始前の...
当日は各試験区分が始まる15分くらい前から説明が始まります。 午前中は受験票の回収がありますが、午後にもなると説明や準備もすぐに終わって解答開始まで10分くらい無の時間が訪れます。 携帯も切って参考書も閉まったあとで、じっと座っているだけの時間です。
ここの時間は空想をするくらいしかないと思っていたのですが、午後IIには未完成の概念データモデルを埋める定番問題があります。 これを解くにはたくさんの問題文から情報を抽出して回答する必要があるので全体を掴んでおくと結構よかったりします。 そしてこの問題は解答用紙に未完成の図が書いてあるので、試験開始前になんとなく問題に出てくる用語とその関係を見ることができてしまいます。ます😜
おわりに
データベーススペシャリストに合格したところで実際の業務上でわからないことは沢山あると思いますが、ひとまず一定の知識を習得できた意味で受験してよかったです。
タイトルのミックスサンドは試験当日に食べたお昼のメニューです。 情報処理技術者試験の試験会場は私が参加した限りでは大抵どこかの学校で開かれます。 コンビニが近くになかったり、あっても混み合うことが予想されるので、駅を降りたあたりのコンビニでご飯を買うとよいと思っています。
今回もコンビニに寄ったのですが、その時ふと以前の試験のときにミックスサンドを買ったことを思い出しまして。 コンビニに売っている普通のミックスサンドですが妙に美味しかった記憶が残っており今回も同様のものを選びました。
起床時間が早く空腹を感じて午前Ⅱの前に美味しくいただきました。 次に情報処理技術者試験を受けることがあったら、またミックスサンドを選ぶかもしれません。
Footnotes
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このブログも個人が書いているもので、大して信頼できる情報ではないのだった ↩