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常に完成形
2024-10-07 11:00
GMOペパボ EC事業部CTOに就任しました
2024年10月1日付で、GMOペパボ株式会社 EC事業部CTOに就任しました。 事業部CTOとは 事業部CTOは、ペパボのエンジニアリングマネジメントラインのなかで、部門の技術領域の責任者として設けられていたSEL(シニアエンジニアリングリード)1を、2024年2月に再定義2した役職です。 部門ごとに異なる事業を運営するペパボは、事業部門のなかに開発組織を含む様々な職種のパートナーがおり、それぞれ様々なサービスを提供しています。事業部CTOという役職は、技術と技術組織の責任者として部門を成長に導くという点は以前のSELと変わらず、部門をひとつの会社として見立てたときのCTOの果たすべき役割を
2024-09-22 23:44
財務3表一体理解法を読んだ(2024年8月)
8月に読んだ本のメモが下書きのまま眠っていたので投稿しておく。また当方は会計の専門家ではないので、この感想にツッコミどころがあったらこっそり教えてください。 はじめに 企業における会計のことを少しはわかっていなくてはと思い、友人に薦められた財務3表一体理解法という本を読んだ。 学生時代も入社してからも会計のことを学んでおらず、PL (Profit and Loss Statement / 損益計算書) やBS (Balance Sheet / 貸借対照表)、CF (Cash Flow Statement / キャッシュフロー計算書) というのを名前は知っていても実態は正直わかっていないという状
2023-12-31 23:51
私と技術カンファレンス 2023 (雑文)
技術カンファレンス Advent Calendar 2023、11日目の記事をお送りします。今は2023/12/31な訳ですが、今年中に出し切るということで先ほどから書き始めました。推敲していない雑文をお許しください。 私がカンファレンスにはじめてちゃんと参加したのはPHP Conference Japn 2022であった。これはスポンサー枠で登壇したもので、緊張もしたけれど思ったよりもたくさんの方に聞いていただいて嬉しかった。 社内のレビューによってとても良い発表ができたが、いっぽうで会社の代表なので、会社としての取り組みを紹介するというのが主だった。自分でプロポーザルを書いて出して自分のや
2023-12-08 23:43
ISUCONに初めて参加した(2023年12月)
(2024/09/22記) 去年のISUCON13に参加したときの記録が下書きのままになっていたので、いまさらですが公開します。 同期の @homirun @yukun と一緒に、ISUCON13に参加しました。 結論はこれ。 https://twitter.com/yammerjp/status/1728340237146112188 最後のスコアは1万点にギリギリ届かず満足できないけれど、何もわからんという感じにはならずやることはたくさん見えていたので、次回(が開催されるならば)ご期待ください! やったこと 前日まで 夏頃から、毎週1時間くらい業務後にあつまって練習していた。ISUCON本
2023-12-03 19:42
チームが気付き、変化する
GMOペパボ EC Advent Calenderの2日目は、yammerから、私の所属するチームについての話題を紹介します。 1日目の記事は、@kenchanの『「炭鉱のカナリア」になる』でした。自分が今年、消防車を呼べたとき、呼べなかった時はいつだっただろうか?と思い出しながら読みました。3日目の記事は@tatsumi000の、「開発環境.nvim 2023」です。Vimmerでありながら就業時間中はVSCodeのVimプラグインに甘んじている身として「1週間くらいNeoVimだけで生活してみようかな」と心が揺さぶられるトピックでした。1 私が今いるチームは2023年の年初に発足し、はじま
2023-07-13 14:40
人月の神話を少し読む
人月の神話 (Frederick Phillips Brooks, Jr. 著、滝沢徹 訳、牧野祐子 訳、富澤昇 訳、丸善出版 発行)を、いくつかの章は流しながら読んだ。 この本は1975年に初版がでたもので、そろそろ発売から50年になろうとしている。記事の中に書かれている個々の事象は「お、まじか」と驚くような (しかし当時としては妥当であっただろう) How Toも多数ある。50年経つことを前提に置いて、細かい事象にはあまり深入りせずに読むことにしていた。 本の中で語られる「人」と「月」の常に等価交換できないということは、2023年の私の身の回りではありがたいことに当たり前に認識されているよ
2023-07-11 08:50
エンジニアのためのマネジメントキャリアパスを読む
書籍「エンジニアのためのマネジメントキャリアパス」(Camille Fournier著、武舎 広幸、武舎 るみ訳、及川 卓也まえがき、オライリージャパン発行)を読んだ。 私は一介のジュニアエンジニアで、今はシニアと呼ばれるような能力を身につけることを目指しており、マネジメントのキャリアを主軸に考えているわけではない。ただ、組織に対する視座や解像度が低いと感じることがあり、将来マネジメントのキャリアを拒んでいるわけではないので、気になってこの本を読んでみた。 この本は、いちメンバーから上級のマネジメント職位に、順を追って話が進む。最初は自分自身が管理される側としてどのようにあるべきか、インターン
2023-06-16 10:45
dotfiles管理の推しツール「yadm」の記事を寄稿しました (Software Design 連載最終回)
yadm の紹介記事を、本日発売のSoftware Design 2023年7月号に書きました。昨年12月から続けている連載「開発環境 探究の道」の最終回として、dotfilesの管理をより便利にするための方法を説明しています。 yadmについて / 記事の紹介 yadmは、シェルスクリプトで実装されたdotfiles管理ツールです。可搬性に優れ、dotfiles管理に必要な多数の機能と、gitに準じたコマンド操作体系をもっています。 私も普段からyadmを使っており、容易に導入できて、とても気に入っている1ものであり、ぜひみなさんに知っていただきたいと思って記事にしました。 記事の中では、y
2023-06-13 14:10
LlamaIndexを使って、gawkプログラミングの相棒を作る
LlamaIndexを使って手を動かしてみようということで、gawkプログラマーが使える、質問回答アプリケーションを作ってみた。 gawk-rubber-duck LlamaIndexとは LlamaIndexという、LLMアプリケーションのためのフレームワークがある。 Pythonで書かれたプログラムで、内部でOpenAI APIを実行するが、その前後の処理なども行ってくれるものである。 LlamaIndexがどのようなものかの説明は、次の記事がわかりやすい。 Llamaindex を用いた社内文書の ChatGPT QA ツールをチューニングする - GMOインターネットグループ グループ
2023-06-06 02:15
awkで実装するUnion-Findと、ABC177 D
最近、業務時間後のオフィスで「競プロもくもくわいわい会」というのをやっている。そこで@purple_jwlさんよりUnion-Findを教えていただいたので、それをawkで実装して、ABC177のD問題を解いてみる。 Union-Findとは ここでは深く解説しないが、Union-Findについては、以下のサイトなどが参考になる。 Union-Find とは - アルゴ式 Union-Find はグループ分けを効率的に管理する、根付き木を用いたデータ構造です。 Union-Find を用いると、次の各クエリ(要求)を高速に処理できます。 N 個の要素 0,1,⋯,N−1 があり、初期状態ではそ